土地の境界線はどうやって決めているの?
土地の境界線は、大きく3つの方法で決定されます。
まず1つ目は、地積図や地図帳をもとに確認し、決定する方法です。
土地の所有者が所有する土地の地籍図や地図帳を確認し、境界線を判断する方法で、使用する地籍図や地図帳は、各自治体の窓口や法務局で入手することができます。
2つ目は、土地家屋調査士が調査を行い決定する方法です。
土地家屋調査士が、土地の境界線を調査したうえで境界標を設置する方法です。調査の際には、土地家屋調査士と隣地所有者立ち合いのもとで調査を行い土地の境界線を決めることから、公正・公平な調査が可能となります。そのため、境界線の紛争解決に利用されることもあります。
3つ目は、裁判所に判断を求める方法です。
土地の所有者間で境界線について紛争が発生した場合に、裁判所で判断を求める方法です。
裁判所に判断を求める方法は、時間や費用がかかることがあるため、紛争解決の手段としては最終的な手段となります。
この3つの方法のどれかで土地の境界線が決定されますが、土地の境界線が確定するまでには、時間や手続きが必要となるため、それなりの時間が必要と思っておくとよいでしょう。
土地家屋調査士 奥永尊仁事務所では、土地の境界線を決める調査から登記までをトータル的に行っていますので、気軽にご相談・お問合せください。